展覧会・『視力0,01』ができるまで


by hello-daito

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はじめまして。
大東市立生涯学習センターアクロスの照屋と申します。
来年の展示に向けて、作家の方々が制作してくださっている作品が、
いったいどのような会場に展示されるのか、をご紹介しておきたいと思います。
特に専門の画廊などで展示をされる方にとっては、意表をつく!?会場となっております。
http://www.daito-across.jp/across/room/3f_01.html

サンサンと日の光が降り注ぐ、気持ちのいい、開かれた空間。
まさに、作品と触れ合うのにふさわしい場所ではないでしょうか。
普段は、市民サークルさんが趣味の絵や写真を展示されたりしています。

中村さんには、この会場で去年の夏に展示をしていただきました。
当初は、中村さんのお手持ちの作品のみを展示していただくお話しでしたが、
中村さんから、後にアニメーションや、ぬり絵、立体などの展示についてもご提案いただき、
さらに楽しい展示になりました。こども達が意外にぬり絵好きで、
ある男子は会場に掲示してある自分のぬりえを日々確認に来ていました。

そんな、アクロス。お近くに来られた際は、どうぞお立ち寄りください。
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by hello-daito | 2009-08-30 11:25 | 会場

第一回打合せ

一回目の打合せ 7月20日

顔合わせと主旨の説明をかねて第一回の打合せを行いました。
事前に色々と調べたわりには段取りの悪い私のせいで
お昼を食べてから場所移動することに。

中谷さんと松原さんとは本当に久しぶりにお会いしました。
にも関わらず、
「お昼どうします?」
と私が聞くと、
「うち、あそこの立ち食いうどんでいいねんけど。あっカレーうどん食べたい~」
と中谷さん。
そしてそれをにこにこと見守る松原さん。

お二人とも変ってないな~と感無量でした。
でもすいません、打合せもあるんで立ち食いうどんは勘弁してください!


お昼を食べながら作ってきた資料を元にわりと具体的なことを打合せします。

基本、このメンバーは

「美術でまだまだ出世欲ありまっせ」肉食系の中村・尾柳組と
「ん~とにかく何か作んの好き~」な草食系・中谷&松原ペアに分かれます。
企画者としてはやはり肉食がもう一人いると現役の勘がありますので心強い。
なかなかいいバランスのメンバーです。

一番の課題は「原画の立体化を誰がするのか」、です。
原画だけを提供してもらうのと触れる作品に仕上げるところまで個人でやってもらうのとは
私の費やす労力に大きな差がありますのでそこを最初に確認。

でもみなさん、あっさり
「自分でやるよ」
「えっ、そこが楽しいんじゃないの?」
とみずからおっしゃってくださり一安心です。

それぞれ既に素材についての妄想を膨らませて(特に中谷さん)くださっていました。
ありがとうございます。
でも一応参考までに私の用意した本などをみんなで見、さらに大阪市立中央図書館へ
移動して参考文献をみます。

a0130870_864823.jpg

これは植物の成長をつづった本。
種からお花が咲くまでをこのように立体化してあります。
地面の部分が麻地で、葉っぱをビロードにするなど質感に工夫が。
作成者はとある大阪市内のボランティアグループ。



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これはあの有名な絵本の立体板で、プロの作成したもの。
お値段もかなり高めですが、さすがに美しいです。
質感もかなり凝っていて、食べ物の描写が素敵。

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しかし意外にみんなが一番はまったのが
テルミという展示と線描の季刊誌でした。テルミ

どうも目の見えないこども達用に発行されている触れる雑誌のようです。
内容は季節にまつわる記事や、お菓子の作り方、キャラクター紹介などなど。
なんだかとっても魅力的です。。
色は一色刷りなのですが、みんなで何冊か読み漁りました。
先日の私のアイディアもここから来てます。


私の直感としては今回見た作品はやはりあくまで既存のものですので、
それはあくまで参考程度にし、
それぞれ素材探しからスタートして個性あふれる作品を作ってくれそうです。
さあ、スタートしましたよ♪
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by hello-daito | 2009-08-25 08:27 | 打合せ

ちょっと変えました。

書中お見舞い申し上げます。

一応タイトルが「これなーに?」
なのですが、このタイトル自体がベタすぎて気に入ってません。
誰かいい案ないでしょうか?
あんまりこのまま進むのもまずい気がしてきました。


8月は頑張って制作をしておりまして、一応自由に制作してますが、
頭のすみにいつもこの企画のことがあります。

当初は
「抽象的な形」から様々な具体物を読み取ってもらう、
もしくは
「具体的なものなのだけれど、単純化した形にして抽象的にする」
という造形的なアイディアを持ってました。

でも今ちょっと変更しようと思ってます。
みんなが知っている形、ではなくて
「見えない人がひょっとしたら一生しることのできないようなもの」
をあえてとりあげてみようかな?と。

だから「これなーに?」ではなく、「これは○○です。」という知識の泉のようなものになりそうです。

具体的にはこのドローイングです。

a0130870_1602422.jpg



これは地震を起こす原因となるプレートの説明図より作成したドローイング。
トリセツの一種ともいえます。
これを線と面にしてフェルトに刺繍し、(3まいから5まい)
あと、そこまでせずとも立体コピーでとにかくたくさんシリーズをして
「雑学の楽しみ」を提案できたら?と思ってます。
点訳ってとにかく時間がかかり知識に飢えてらっしゃるということを
お聞きしたことがあります。
あとこれならとても私らしくマニアックな作品になりそうです。
また変えるかもしれませんが・・・。


一応中村の中間報告でした。
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by hello-daito | 2009-08-24 16:02 | 制作過程 中村

展覧会コンセプト

展覧会主旨 説明

展覧会タイトル 「コレ、な~に?(What’s this?)」
場所   大東市立生涯学習センターアクロス
主催   同上
開催時期 2010年4月~9月の間で2週間(予定)門真市、街づくりアート/巡回予定
企画、キュレーター  中村協子


内容:目に障害を持つかたのための作品を現代アートとして展開し、
目の見える見えないに関わらず楽しめる作品、展覧会をめざす。
企画者として、目の見える側が作っている「目の見えない人用」のアートの
制限を指摘するできる展覧会にするのが狙い。
(コンセプト文はまた別途作成します)

具体案:① 盲目の子供用の触れる絵本にヒントを得た、触れる絵本を制作する。

ドローイングも併せて展示し展覧会としても楽しめるようにする。

② 現代美術家に普段の自分の作品の延長として触れる作品を制作してもらい、
展示する。あくまで作品として制作していただく。
出品作家さん 尾柳佳枝さん 中谷由紀さん、松原さん 中村協子
  招待作家  光島貴之さん

③ 作った作品を盲学校などで使用して頂き、その様子をビデオや写真にまとめる。
(展示?)撮影が無理なら感想などを文書でまとめる。

④ アクロスでの展覧会においては絵本を中心に展示し、親子連れが普段手にしない、
盲目の子供用の絵本で楽しめるよう、(例えば点字の絵本ならば訳を用意するなど)
開かれた場所にする。
点字のみの説明は極力さけ、音声での説明があるように工夫する。
(絵本にヘッドホンをつけるなど)

補足:できれば現代アートとしての面を補足、強調するため、ギャラリーでの展示を連動させて
行いたいです。アートスペース虹の熊谷さんが関心を寄せてくださっています。

宣伝をかねてブログで活動の記録をつけ、どのように制作を進めたかわかるようにする。
(ブログは一応中村が管理。できれば持ち回りで書いて欲しいです。)
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by hello-daito | 2009-08-24 08:59 | 主旨 説明

このブログの説明

話が前後しますが、このブログの説明を一応。

このブログは2010年 大東市立生涯学習センターで行われる展覧会「コレナーニ?」
ができるまでをレポート形式でつづると同時に、
それぞれが制作を進める様子、スケジュールなどを
共有する場所として使用します。

随時、個人へ連絡もしますが、
ここで情報を一貫して共有できるようしていく予定です。


さっそくですがスケジュールの確認です。

8月・9月  原画作成

10月 11月 12月  立体化。

おそらくこの原画と立体を同時に進めてらっしゃる方も
おられることでしょうが、展示の際、ドローイングやペインティング、メモなども
同時に展示予定ですのでできれば原画やアイディアスケッチを保存お願い致します。


12月に二回目の学校訪問を行い、実際に一度手にとって頂くことになってます。
これはあくまで予定ですのでみなさんの進捗状況で決めていくことになります。
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by hello-daito | 2009-08-13 07:20
2009年 6月9日

記念すべき第一回は大阪府立視覚支援学校へお邪魔して
これからご協力をお願いにあがることになりました。

メンバーはワタクシ、中村協子と
アクロス企画担当者の照屋さん、
それから東大阪市在住で今回の企画のアドバイザーをしていただく
雑賀(サイガ)さんの三人です。

今回の支援学校への見学も雑賀さんの母校であることから
雑賀さんが根回しをして下さり実現しましたよ。

ありがとうございます、雑賀さん!

今回、ご協力願う内容は

「できあがってきた作品を実際に子供達に使ってもらい、その生の声を反映した作品にすること」
「そのために子供達に協力してほしい。できたら写真などで記録を取りたい。」

というものです。
朝早い時間にも関わらず、三人ともきっちり指定の時間に集合したのにまず驚きました。

美術系の友人ならゆうに30分待つこと日常茶飯事なのです!

学校へ着き、私はできあがったばかりの阿倍野絵巻のパンフレットを片手に営業です。
けっしてあやしいものではないことや営利目的ではないことを説明、
作家さんの略歴や作品を資料として提出し、
上記の案件をお願いしました。
上の方の確認は必要なようですが、ほぼOKを頂き、ほっとする照屋&中村。

このとき有意義な提案もして頂ました。

「子供だけに触ってもらうのではなく、大人の意見も聞いたほうがいいのでは?
子供5人、大人5人ということにしてこちらで選んで触ってもらうようにしましょうか。」


「それは助かります。ではそれでお願い致します!」


お笑いという固い絆で結ばれたこのコンビもこういう時はすました顔で
ちゃんとお仕事を致します。
最近、照屋さんは私になれてきて、急に始まる私のオチなし話にも全然動じなくなりました・・・。
さあ、今度は突っ込みを覚えるんだ、照屋さん~!!


その後、雑賀さんが学生時代をお過ごしになられたという寄宿舎へお邪魔させていただき、
お茶を飲みながら楽しいお話をさせていただきました。
卒業生の進路のことなど、さりげなく様々な問題が盛り込まれた話題で色々と
考えさせられることが多かったです。

このことはまたちょこちょここのブログで報告していきたいと思っております。

今回の大きな指針として、
「作りっぱなしにしない。」
「現場を反映したものにする」


というものがあります。

ようは美術家の自己満足にしない、実用性を持たせたものにしようということです。
そのため、事前に雑賀さんにアドバイスを頂いたり、今回のように、
学校に協力していただいて子供作品に反映させていく予定です。


次回は「第一回打合せ」または「私(中村)がなぜこの企画に関心をもったか?」をお送りする予定です。

あと、スキン変更などしたいのですが、どうしてもやり方がわかりませんでした。
尾柳さん詳しそうですよね。
できればみなさん勝手にやってください。
私、アナログ人間ですので。
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by hello-daito | 2009-08-12 08:37