展覧会・『視力0,01』ができるまで


by hello-daito

光島さんより総括3(全員の作品について2)

光島さんよりの総括 最終です。

では続きをどうぞ!

尾柳さん:
この空白の取り方が今時の現代アートの雰囲気だと
阿部さんが教えてくれました。
ぼくの作品もかなり隙間だらけですが、
ぼくのは、あまり詰め込むとわけわからなくなるからですが
そういわれて丹念に触り直すと、
形と形の間に思いがけない空白を発見しました。





まだその意味や、おもしろさが感じ取れるまでには
触り着れてません。もっとゆっくり触っていたかったです。

一つだけ残念なのは、台紙が反っていて、
展示台に固定出来てなかったことです。

これは、中谷さんの作品が板パネルに
しっかり固定されていたのと対照的でした。
事前にお伝えできればよかったのですが、
ぼくもあまり気付いてなかったのです。

ああいう風に展示会場で触ると、台紙の不安定さが
作品にずいぶん影響することがわかりました。


目で見たときに額に入っていると作品が引き締まるとか、
よく見えるとかいいますよね。
逆に額に閉じ込められて
窮屈に感じることもあるのかもしれませんが、
触ったときには、やっぱり安定感がものを言うように感じました。
触っている間に絵が動いてしまうと頼りなさと同時に
集中力が途切れてしまいます。

台紙は、薄くてもいいですが、
ぴったり固定されてないと安っぽく感じてしまうようです。



中谷さん:
まさに触覚絵画です。
絵画的表現を残しながら、十分立体にもなっている。
ぼくの触覚絵画は、偽物でした(笑)
先ほども書きましたが、しっかりした木製パネルに固定されていると
触りやすいし、絵のすばらしさが倍増します。
もちろん、絵画的な表現に慣れていないと、
──ぼくもそうですが──
鳥の嘴らしいとわかっても、それがカラスの頭だとは、認識出来ません。
色が、黒いとか、頭の部分だけが
表現されているという話しを聞いて
やっと
「ああ、そうなんや!!」
と納得します。
木ということはわかっても、
剪定の仕方に特徴があると聞いて、
松の木だという理解にたどり着きます。

見える人と一緒に見て楽しめる絵でした。


以上です。

中村より補足:尾柳さんの作品の固定についてですが、
あえて固定を避けて、紙の四辺を辿りながら全体を触れるように
と考えました。
ほかの方と違って、色んなサイズで作品を作ってくださり、
手で持ち上げて触ることで、それを確認するのもいいかな?と。

一応、補足でした。
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by hello-daito | 2010-08-24 10:42 | その他